横穴に入ってみた
地底30mの地点から共同溝に入る。この共同溝は水道、NTT、東京電力で使用されるという。いまあなたが読んでいるこのページも共同溝のなかのケーブルを通って届いているのかもしれない。
今回のイベントでは「やすらぎトンネル」と称してロウソクで照らされていた。暗いのでシャッター速度を遅くして撮っているため、僕の輪郭がぼけて不気味な写真になってしまった。
耳を澄ますと地下鉄が通る音が聞こえる。ここにインターネットにつながっている回線とミスタードーナツがあれば住んでもいいと思う。
係りの人にいろいろ聞いてみた
・土が見えないですね。
→ いまの工法だと工事中も土を見ることはほとんどない。
・暖かいですね。
→ このまわりはすべて地下水で、地下水は20度ぐらいなので冬は暖かいです。
・まわり水なんですか?
→ びちょびちょってわけじゃないけど、かなり水分が多い土ですよ。
・工事中は何で照らしてるんですか。
→ 設置されてる蛍光灯で。いちど消すと蛍光灯内部が結露して、ショートの原因になるので作業をしない夜でも明かりをつけっぱなしにする。
・なんでこんなに深いんですか。
→ 地下鉄が上とおってるから。深さは早いもの順なので、あとから作ると深くなっちゃう。
・やっぱり深いと大変ですか。
→ できれば浅いほうがいいんだけど。ははは。
ちなみに大江戸線はここよりももっと深い場所を通っているという。だからエスカレーターどこまで降りてもホームにたどり着かないのか。
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