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特集


ロマンの木曜日
 
ディスカバー・自分

前世を解き明かす

「ディスカバー・自分」はいよいよ最終段階に突入する。僕のインナースペースに迫り、前世を解き明かすのだ。

その手助けをしてくれるのは、セラピストのトモユキさん。トモユキさんがいる江戸川区船堀のアロマーナ東京に行った。


セラピストのトモユキさん

「住さんの潜在意識、無意識の部分にアクセスして、前世を解き明かすのです。とにかくリラックスして、心を開いてください。そうすれば、前世の映像が浮かんでくるはずです」


僕の前世を、お願いします

ソファーの背もたれを倒し横になり目を閉じる。
部屋の照明が落ち、うっすらとヒ−リング音楽が流れ始めた。
そして、トモユキさんが静かに語りかけてくる。


ヒ−リングミュージックが流れる

「まず、山道にいる、自分を、イメージして、ください」
山道にいる自分をイメージする。この時のイメージはほぼ、多摩川の源泉を見に行った時のイメージ。(参照:多摩川の最初の一滴

「ゆっくりと、下って行くと、そこに、トンネルが、見えます。見えたら、手を挙げてください」
トンネル、トンネル……。おぼろげながらトンネルの映像が頭に浮かんだので、挙手。


トンネル

「はい、そうしたら、そのトンネルに、入って、下って行って下さい」
は、はい。下ります。

「ずーん、ずーん」
トモユキさんの声が徐々に大きくなり、トンネル下りは加速する。

「ずーん、ずーん」

「はい。今、あなたは、お母さんの、お腹の中です」
胎児のイメージ、胎児のイメージ。イメージの中で膝を抱える。

「そして、そこから、一気に、前世の世界へ、行きます。ずーん、ずーん」

どーん!

「はい。前世の世界に、やって来ました。足元を、見て下さい。何を履いていますか?私が、カウントするので、答えてください。3、2、1」
「は、は、裸足です」

「仕事は何をしていますか?3、2、1」
「あ、あ、えーと、刀関係です」

このようなやり取りが繰り返され、トモユキさんに導かれて僕の前世が解き明かされた!


生きた時代は江戸時代の幕末期から明治にかけて。職業は刀職人。7才の時、妹と2人である村に越して来た。両親はいない。25才で結婚、28才で男の子を授かる。35才の頃、刀の需要がなくなり廃業。40才で田舎に引っ越し、農業の準備を始める。45才で農家を始めつつ、村の自治会で中心人物となる。70才で病死。妻と子に看取られ、人生を振り返る。
「楽しい人生だった。心残りといえば、もう少し子供と話をしたかった…」

以上が僕の前世だ。
トモユキさんは、前世の僕が現世の僕に言ったアドバイスを書にしたためてくれた。



「人を信じて、前向きにやっていこう」
前世の僕はそう言っていた、らしい。


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