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特集


ひらめきの月曜日
 
フリマでわらしべ長者
第三ラウンド

ステージは航空公園へ移動


高級ホテルのクシ、ゲット!

翌日、今度は埼玉県は航空公園のフリーマーケットにやってきた。明治公園に比べると、地元に密着した「バザー」みたいなノリに近いフリマだ。

お客さんの年齢層の幅が広いせいか、雰囲気も明治公園よりゆるめ。気分的に「高価なものと取りかえて下さい」とストレートに言い易そう。

まずは前回同様、Zくんシールからスタートする。

「高価なものですか。えーっと、じゃあ、このクシはどうですか?」

最初にお願いしたお店で交換してもらったのは、クシ。クシ? あの、大変恐縮ですが、もう少し高そうに見える物ってないですか?

「いや、このクシ、ある意味高いですよ。ホテルオークラのアメニティなんですよ。一泊したと思えば…」

ははあ、なるほど。いやいや、明らかにトリックだ。ちなみにホテルオークラ東京の宿泊料金、一泊\34,125〜だそうです。


交換一回目 物語ではワラ→ミカン3つ

Zくんシール

  ホテルオークラのくし

続いてハッピーセットのスヌーピーと交換。
「マックのオマケだけど、クシよりは高いですよ」ホテルオークラのオマケとマックのオマケ。物の値段が分からなくなりつつも、スヌーピーがかわいいからいいか。


交換二回目 物語ではミカン3つ→反物3つ

ホテルオークラのくし

  ハッピーセットのスヌーピー

「バリ土産の灰皿です。バリに行った旅行代を考えるとかなり高価な代物っすよ」確かに。


交換三回目 物語では反物3つ→馬

ハッピーセットのスヌーピー

  魚型灰皿(バリ土産)

「この柔道着、外国の人には1万5千円ってふっかけてるんだけど…。インターネットに載せてくれるなら交換してあげます!」


フィニッシュ 馬→田畑付きの家

魚型灰皿(バリ土産)

  柔道着

長者というより猛者に

物の価値に振り回されつつも、トントン拍子に柔道着1万5千円(外国人のかた向け価格)をゲットした。

嬉しいのか欲しいのか、これで長者になれているのか、何なのかもう分からないが、なにせ元々はシール一枚だったのだ。それが今や柔道着。物々交換マジック、ここへきて本領発揮だ。

この勢いのまま、最後の物々交換にチャレンジします。


 

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