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チャレンジの日曜日
 
戦車に乗ろう! 〜自衛隊見学ツアー〜

ダンプで移動。
隊員食堂。

駐屯地の中にカメラ(デジカメ)が入ります。

さっそく自衛隊の食事を体験するため板妻駐屯地というところまでダンプで移動しました。御殿場には3つの駐屯地(自衛隊員が住む場所)と2つの演習場(さきほど戦車に乗った場所)があり、市内は自衛隊関係者が多いそうです。ここを軍服で歩いてもあまり恥ずかしくないけど東京を軍服で歩いたら大変だね。と気さくに語ってくれました。

 

ちなみに駐屯地の限られた場所を撮影するのは問題ないんですが、全体像がわかってしまうと防犯上よくないということで、入り口付近の画像は取れませんでした。それでも頼りない僕の薄型デジタルカメラとそれを手に持った頼りない僕は、駐屯地内部に潜入することができました。


食堂の風景。

食堂にたどりつきました。見た感じ、普通の社員食堂となんら変わりません。すこし拍子抜けしながらも中に入りました。



食堂の風景。あたりまえですが隊員の方たちが食事していました。


本日の料理。普通にうまそう。
セルフサービスです。
料理を受け取る隊員。
紙ナプキンは2枚以上使っちゃだめみたいです。

ここからは広報センターの峠さんとご一緒する事になりました。

梅田「ここには何人ぐらいの隊員がいらっしゃるんですか?」
峠「2000人ぐらいですかね。移動が多いし、演習に来ている隊員も多いので、何人常駐しているのかは僕にもよくわかりません」
梅田「各メディアとかでこういった食堂の風景とか見ない気がするんですけど取材の方ってここまで来るんですか?」
峠「来ないですね。そもそも取材の方がここまで入るのはあまり聞いたことがないですね」
御殿場まで来た甲斐があった。ただの食堂だけど。

梅田「カキフライタルタル定食、うまそうですね」
峠「今日は戦車に試乗される方が来るっていうことでちょっと豪華にしてもらったんですよ。普段は土日といえばパンとかおにぎりとか、いわゆる中隊配食と呼ばれるものなんですよ」

そう説明していた峠さんはうれしそうにカキフライ定食のディスプレイを眺めていました。さきほどから僕の思っていた自衛隊員の気難しそうなイメージが音をたてて崩れていっています。
峠「僕はいろんな駐屯地で飯を食べましたが、この板妻駐屯地は全国でもかなりおいしいほうですね」
梅田「駐屯地によって味が違うんですか?」
峠「食事も隊員が作るんで個性がでます。ほとんど男手で作ってますから、自衛隊に入隊する前は料理できなかった人もめちゃくちゃ料理がうまくなる人もいるんですよ」
梅田「へー」
峠「アメリカで食べたときはまずかったなー、食えたもんじゃないですよ。やっぱり日本人の感性ってあるんでしょうね」
梅田「確かにアメリカ軍は料理における繊細さとか持ち合わせてなさそうですね」
峠「もうぜんぜんだめですよ。まあ僕が日本人だからかもしれませんがね(笑)」

食堂には1ヶ月の献立表がおいてあったので眺めていると『希望献立』の日(隊員の希望のメニューが出る)や、『直長おすすめメニューの日』などがあったりと、辛い訓練に勤しむ隊員のために楽しく過ごしてもらおうという計らいがあるようです。
ちなみに今月の希望献立のメニューは和風サイコロステーキでした。


峠さん、ご飯を食べる。

これがメニューです。うまそー カキフライ、うまい。

駐屯地にゲームセンターがある。

自衛隊員の食事は量が多かった。

峠「訓練には体力・気力がいるんでたくさん食べるんですよ。一日で約3300キロカロリー食べます」
梅田「普通の人だったら太りますね」
峠「ええ、その上、階級によってはさらにもう一品ついたりするんですよ」
梅田「なるほど」
峠「ちなみに食中毒になって隊員がみんな倒れると、もしものときに大変なので衛生面には気を使ってます」
確かに自衛隊の方が集団で食中毒にかかったらしゃれになりません。
峠「食べ終わったらどうされますか? 売店とか見に行きます?」
梅田「売店には何が売ってるんですか?」
峠「普通のコンビニやスーパーみたいなもんですかね。それからゲーセンや喫茶店もあります」
梅田「駐屯地の中にゲームセンターがあるんですか?」
峠「ええ、ありますよ」
お願いして見学させてもらうことにしました。


 

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