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特集


ひらめきの月曜日
 
お歳暮、キャビア6グラム

お歳暮配達 2軒目 浜や様
ウチで仕入れりゃよかったのになあ

一日魚屋さんに体験入店するという特集でお世話になった浜やさん。3人いるスタッフの皆さんに贈る。

年末とあってか、店内は仕入れた魚をさばくのに忙しそうだ。サクっと食べられるように一人分として2グラムづつクラッカーにセッティングした。

「え? キャビア? だったらウチの店でも扱ってるよ。築地で買えばもっと安く買えたのに」

渡すなり、社長の一言である。あ。そうか。何のために魚屋に一日修行したんだ、私は。来年また修行しに行きます。

現在の残りキャビア 44g
作業の手を止め、キャビアを
キャビアもいいがヒデさんのさばく鮭も旨そう

お歳暮配達 3軒目 吉川様、阪井様
高田馬場駅のすみっこで計量
特集記事の作成にあたって、個人的な友達の力を借りることも度々あった。無給で時間を割いてくれた友人達に感謝の気持ちを。特集「3色パン探しローラー作戦」で試食会に立ち会ってくれた吉川さんと阪井さんに友人代表して受け取ってもらう。

渡す物が渡す物なだけに、喫茶店などで受け渡しをすることができない。仕方なく、待ち合わせ場所である駅の隅でセッティング、お渡しした。

「僕、お歳暮もらうのなんて初めてですよ。初めてのお歳暮がキャビアなんて、嬉しいです」
と阪井さん。私も初めて贈るお歳暮がキャビアって今後の人生で度々語りたいです。

現在の残りキャビア 38g
「つまらないものですが」「いえいえ」
生まれて初めてのお歳暮が、駅構内でキャビアということになってしまったお二人

お歳暮配達 4軒目 東京高等専門学校 小池研究室様
研究生の皆さんが先生に代わって

先生には新潟のお煎餅をお歳暮としていただいてしまった。すごく美味しかったです
ビニール傘でラジオを作る、その仕組みの考案者である東京高等専門学校の小池清之先生。傘ラジオ制作のため学校にご招待いただいたのは今年の夏のことだ。その後、学園祭にも呼んでいただくなど大変お世話になった。

「キャビアひとさじのためにいらっしゃるとはデイリーポータルさんらしくていいですねえ」
迎えてくださった先生の隣には卒論で今一番忙しい時期だという、私にとってはすっかりお馴染みの研究生の皆さんもいた。

思い至らなかったのだが、公務員である先生はお歳暮を受け取ることができないのだ。
「代わりに学生に食べさせてやってください」
ということで、6グラムのキャビアを囲んで割り箸を持った若者を先生が眺めるという、なにやらシュールな画ができあがった。

なお、先生は「物理のキホン」という本の執筆にあたられ、ここには傘ラジオの作り方も載っているそうです。みなさん、来年もますますラジオは傘ですよ!

現在の残りキャビア 32g



キャビア配って歩き、続いてはデイリーポータルZの運営などでお世話になった方々をたずねます。


 

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