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特集


ひらめきの月曜日
 
お歳暮、キャビア6グラム

お歳暮配達 8軒目 京菜 金澤様
忘年会シーズン、込み合う店内でキャビアセッティング

「これ本物なんですか?」「本物ですよ!」
デイリーポータルZの頻出和食どころ京菜さんへ。今年も大変にお世話になった。

大豆以外の物を発酵させて納豆を作ろうとしたり、全く新しいタイプの回転寿司を作ろうとしたり無茶をする我々に、料理人という立場から常に的確かつ冷静なアドバイスをくれたのがマスターの金澤さんだ。おりにつけ、私の未熟料理を食べる目にあっている。今日はそのお詫びもこめてキャビアをお贈りします。

「ええ?! キャビア? 本物? いや、マジで食べたいですよ」

まさか差し出す食べ物を「マジで食べたい」と金澤さんに言ってもらえる日が来るとは! かえって私が感激だ。が、金澤さん、顔には心配そうな表情が浮かぶ。
「大丈夫ですか? これ、箱に“ユニクロ”って書いてありますけど」

いや、書いてませんから。何しろ喜んでいただけた。来年も面白い企画をいっぱい持ってお邪魔しますね。

現在の残りキャビア 8g


お歳暮配達 9軒目 古賀孝之様、古賀尚宏様、古賀陽子様
6人いる家族を代表し、父、母、弟に贈る

父、こぼしたキャビアをかき集める

キャビア一瓶、みんなで完食です
祖母から始まったお歳暮配達の旅、恐縮ではありますが最後を締めるのもまた親族である。

何かにつけて家族が登場する当サイト月曜日の特集、今年も総出でサポートしてくれた家族に感謝の気持ちを込めて。

ちなみに父も母もキャビアは食べたことがあると申告するものの、味に関しては特に覚えはない様子。14歳の弟は無論これがキャビア初体験だ。

--どう?
父「なんだか土っぽいな」
弟「うーん、イクラみたい」
母「……おいしい…んじゃない?」

一枚のクラッカーを囲み、何となくの量をわけあう家族たち。豪勢なんだか貧相なんだか分からないことになってしまった。

来年もこの調子で出演してもらおう。

現在の残りキャビア 2g



そんなわけでキャビアもほぼ尽き、ここで無事、今年のお歳暮の配達は終了。皆さんの食べっぷりを眺めるだけだった私も残った2グラムをいただいた。

念願の人生初キャビア。感想は……みんなも言ってたけどこれ、イクラの味? キャビアといっても同じ魚の卵ということで、来年もどうぞよろしくお願いします。


今年もデイリーポータルZを通じ、大勢の方にであった。キャビアのお届けができなかったところもたくさん、たくさんある。みなさまには大変お世話になり、ありがとうございました。

それにしても、今回の行脚のおかげでキャビア6グラムがほぼ目視のみで分かるようになった。お寿司屋さんがシャリの量を正確につかみ取るように、今だったらキャビアを正確に6グラムつかめる。この年の瀬にまた一つ、どうでもいい能力が身についた。

来年もますます余計な能力をつけていく所存です。

キャビアを食べ終え、弟は部活(野球部)へ


 

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