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特集


ひらめきの月曜日
 
ひとり「ためしてガッテン!」

料理の「さしすせそ」は本当か

料理の「さしすせそ」ってありますよね。


料理本にもこの通り

さ…砂糖、し…塩、す…酢、せ…醤油、そ…味噌。
この順番に調味料を加えていけば、料理がおいしくなるというのだが、本当なんだろうか。

ところで私が最近、砂糖代わりに使っているのがコレ。


コーヒー1杯につき1個しか貰ってませんよ

我が家の「さ」は砂糖は砂糖でも、外でアイスコーヒーを飲んだ時に貰うガムシロップだ。これ、ものすごく便利ですよ。

このガムシロと醤油を使って、さっそく料理の「さしすせそ」検証、やってみました。
調味料を入れる順番を変えることで、味にどんな違いが出るのでしょうか。

 

まずは大根を煮る

今回はおいしさを「味がどれだけ染みてるか」に絞ろうと思う。そこで用意したのが以下の二つ。


立派な大根を半分と
初めて購入した食紅

煮上がった大根を切断し、食紅の色が中まで染みていれば「味が染みている」と判断することにする。

まずは10分ほど大根を下茹でしてから、お湯に食紅を溶かしたのだが、思わず「うわー!」と声が出た。
青くする実験をした大塚さんの気持ちが少しだけ分かったような気がする。


これが煮えたら食べるんだよな、私

砂糖(ガムシロだが、以下砂糖で統一)を入れてしばらく茹で、柔らかくなった頃に醤油を加える。

もうひとつはそれの逆パターンで、先に醤油を入れ、後から砂糖に入れることにした。


鍋の数が足りず、土鍋を使用

で、この土鍋ですが、気がついたらこんなことになっておりました。


焦がしました
後処理はラクそう

えー、その後きちんと作り直しました。

 

どれだけ染みてたか

「ギャー」だの「ワー!」だの言いながらも、すっかり火の通った大根を2つに割ってみた。


砂糖→醤油の順番

綺麗なピンク色
中までキレイに染みてます

ちなみに右側の大根は、面取りをしなかったのだが、やはり角の部分がボソボソになっている。
「面取りをすれば煮崩れない」というのは本当だったようだ。人さし指で小さなガッテンボタンを地味に押したい。


醤油→砂糖の順番

ピンクと茶色のまだら模様
あまり中まで染みてない

作り直した大根も少し焦がしてしまった。それを差し引いても、やはり全体的に醤油色だ。

大根をいきなり醤油だけで煮て後から砂糖を加える、という料理のタブーを犯してしまった今回の実験だが、見た目はともかく、実はどちらもおいしく出来てしまった。

「甘めが好き」とか「醤油味がしっかりしてる方が好き」といった好みはあるだろうが、どちらも普通に食べられる。…うーん。

すっかり自分の舌が信じられなくなったので、次は豚を煮て、それを人に食べさせてみよう。ガッテンボタンを押すのは、それからだ。


 

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