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特集


土曜ワイド工場
 
流動食で生きる

17:30 激ハラ減った

歩いたせいか、夕方猛烈に腹が減った。
ひさしぶりにこんなに腹が減ってるのを感じた。

そもそも流動食の量、あれでよかったんだろうか?
よく考えてみれば、寝たきりの老人と普通に動いている成人男子が同じ量でいいわけがない。
こんなに空腹感じる前に気付けよ!>自分

19:30〜 夕食

夕食をあまり早くに終えてしまうと、夜中に空腹で苦しむかもしれないので、なんとか7時半までネバった。
そして最後の流動食を飲む。


最後の流動食。混ぜる作業にも慣れてきた。

と、ここで保育園あがりの娘を連れて、かみさんが仕事から帰って来た。今日は途中で病院に寄ったとのことでいつもよりだいぶ遅い帰宅。


娘が暴れているが、気にせず流動食を飲む。

ムクリと立ち上がり、テーブルに向かった。

流動食に手を出そうとする娘。
それ、すごくまずいんだぞ!

制止したら怒ってる。

激昂する娘。
そんなに流動食飲みたいのか?

そしておっぱいをもらう。
そういえば、おっぱいも流動食だな。

その後、離乳食を食う。
矢印の先が私の夕食。

こうして、ドタバタしながらも
最後の流動食を飲み終えた。

食べ物が生み出す幸せ感

最後の流動食を飲み終えた私は、あまり余計なことはしないで早く寝ることにした。起きていると何か食べたくなってしまうからだ。
一方、かみさんは、電子レンジの上にあった黒糖棒をムシャムシャ食っている。 あと風呂上りにイチゴを食べたりコーヒーを飲みながらテレビを見たりしている。「一口揚げ」という煎餅の美味さについて語ったりもしていた。

「今日一日の中で、今ようやく幸せを感じてる。」
とも言っている。

うるさい。
私は食べられないのだ。早く寝よ。


 

そして翌朝。
空腹で夜中に目が覚めることもなく、意外にもスッキリした朝を迎えた。やはり医療用流動食の栄養分はダテじゃないのだろう。

たった一日だが、流動食生活をしてみてわかったことは、我々は「食べる」ということに対して本来の目的(栄養補給)以外に実に多くのものを求めている、ということ。
それが無い生活は、たった一日でも妙に寂しく感じた。
おそらく病気等で流動食生活を余儀なくされている方々も同様の寂しさを感じているんではないだろうか。

そして朝食。
ここまでやったらもう少し流動食生活を続けてみたいと思い、コンビにで買った流動食にしてみた。



翌朝の朝食

「カロリーメイト・ゼリー(アップル味)」と、「パーフェクトプラス・モーニングサポートゼリー(りんごヨーグルト味)」。
さすが、コンビニで売ってるやつは甘くて美味しい。でもやはり空腹感はあまり満たされない。

#昼からは普通に食事しました。



 

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