● 和菓子
助六寿司を買った和菓子屋でアンコ物も数点買ってきたので、デザートとして焼くことにしよう。「おやき」に代表されるように、和菓子は焼いてもきっとウマイはずだ。
だが、やはり助六での失敗が頭をよぎる。そんなわけで、すべてを半分に切って試すことにした。マズかったら悲しい。
豆餅がおいしくなったのは勿論だが、柏餅が大変においしい。中の粒あんも程良く温まって、表面のカリッとした部分と非常に良く合う。まさに「おやき」的ウマさだ。
一方麩まんじゅうは、こしあんが柔らかくなりすぎて、なんというか物凄く頼りない一品になってしまった。水ようかんに至っては、なぜ焼く必要があったのかと自分を責めたいほどの焼き上がり。半分焼かずに取っておいて本当に良かった。
● くだもの
最後は、フルーツでサッパリと締めたい。選んだのはアンデスメロン、オレンジ、バナナの3つ。
とにかく、特筆すべきはメロンから出た水分だ。野菜炒めを作る時、野菜から出る水分に苦労させられるが、あれか? メロンは野菜か? ってほどに出まくった。
「メロン」といえばフルーツな感じだが、「瓜」というと野菜のイメージになるから不思議だ。
バナナは焼くことで甘みが増すかと思ったが、思ったほどではなかった。熟し具合が足りなかったのだろうか。オレンジも、なにやら中途半端な甘さというか、ヌルさというか…。うーん。
果物はお菓子に使われるイメージが強かったせいか、どれも大丈夫かと思ったが、おいしく食べるには、ひと工 夫必要な模様。そういや焼きリンゴも、かなり砂糖を使ってたなぁ。
勉強になりました
手当たり次第にあこれこと焼いてみたが、おいしくなるもの、おいしくならないもの、様々であった。当たり前か。
「そのまま」を食べた方がいいかも…という物が多かった中で、キラリと光る逸材もあった。納豆だ。というわけで、さっそく今からシラスとゴマを混ぜた物をネバッと焼いてこよう。
というわけで、傷みが心配になったら焼いてみるのも一興です。その前に、まずは物を腐らせないようにするのが一番かもしれません。