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はっけんの水曜日
 
アートフェスに行こう

いきなり部屋が出来ております。

芸術の形は様々

そして今回の会場内でも特別に異色を放っていたのがこちら、人生ノ縮図。自分達が本当に必要なものはこれだけなのだ、ということで自分の部屋をそのまま会場に持ってきた。

靴を脱いで上がると。

部屋なので上がるときには靴を脱ぐ。中に入ると女性が二人くつろいでいた。KANLANというユニット名で活動するお二人、田中薫さんと雪田朋見さん。大学生。

今回の展示のコンセプトは見たまんま、自分の部屋。「そのままもってきたんですよ、だからまったくお金がかかっていない」。という彼女達の部屋はかなりの勢いで居心地がよく、本棚の本を手に取るとそのまま寝転んでページをめくりたくなってしまう。「ちなみに前回のフェスではでかいキャベツを作りました」。癒し系アートの終着点という感じだった。

中には人が住んでいました。
まず自分が楽しむ、それが芸術の原点だと再認識。
革細工のブースは常に人であふれていました。
革細工の展示販売ブース、楽尚。革細工を始めたきっかけは、と訊ねると「店長がバイクで事故ったらしいんです。そのときに入院中することがなくて革細工を始めたのが最初で」。きっかけはともかく、作品はどれも手作りの味があって魅力的だった。

 

会場ではここで紹介した以外にもたくさんのアーティストさんが自分の作品を表現していた。木を削る人、写真を撮る人、絵を描く人、詩を書く人、なにしろ90組もいるのだ、一日見てても見飽きない。

 

無人のブースには張り紙が。「買ってくれる方、呼んで下さい、僕は飲んでいます」。
グアテマラの手織り体験は大人気でした。

テニス部全国大会出場、資金造成コーヒー1000円。これもまたアートの形。

誰もが芸術家です

芸術はそれ自体が目的ではなく自身を表現する手段である、というようなことをどこかの芸術家が言っていた。まさにその通りだと思う。自分の感動を人に伝える手段、それがアートなのだ。はっ、ということはデイリーのライターもある意味アーティストということか。

難しい話を抜きにして、アートを身近に感じられた2日間のフェスでした。たぶん右脳が活性化したんじゃないかと思うので今後の活動に生かしていきたいと思います。



 

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