高速バスは、ちょうどいい
盛岡からは高速バスで秋田に入る。お墓がある秋田県北部の鹿角市までは、約1時間半の距離だ。
基本的に高速バスはバス停が少なく、そのぶんドアの開閉も少ない。頻繁に外気が車内に入らないぶん、冷えた空気が充満し続けることになるのだが、この日の東北地方は快晴。窓からは午後の日射しがホカホカと入り込み、冷房をうまく和らげてくれている。
温度がちょうどいいせいか、車内ではほとんどの人が寝ていた。どれどれ、今の温度はどのくらいだ?
さっき新幹線で28℃だった時には寒く感じたハズなのだが、この違いは一体なんだ。そういえば新幹線では送風がキツかった。一方、バスは頭上にある送風装置を個別で自由に調節できる。
これが体感温度というやつだろうか。風が当たらないだけで、こんなに感じ方が違うとは。問題は風か? 風なのか?
バスの揺れがなんとも言えずに心地良く、私も1時間ほど寝てしまった。目的地でバスを降りて両親と落ち合い、そのままお墓へ直行。今年も無事にお墓参りを済ませました。
次は飛行機をチェック
東京へは飛行機で戻ることにした。秋田空港から羽田までは約50分ほどで着く。ああ、飛行機って、なんて便利なんだろう。
飛行機も寒い乗り物の代表格だ。乗務員が希望者に毛布を配ることからも、それはわかる。ところで、上空って寒いのか? 暑いのか? どっちだ?
機内の温度は、その疑問どおりの結果となった。
…なんで、たかだか50分の飛行時間で温度が6℃も違うんだ。さっぱり訳がわからない。飛行機って、それほど外気に影響されやすい乗り物なんだろうか。それとも単に温度調節が大胆なだけか?
私が見た限り、機内で毛布を希望していた人はいないようだった。そりゃ34℃もあれば必要ないだろう。
飛行機(及び上空)は謎だらけです。