大塚「ううう、同じ味……」
A「え、でも食感いいですよ、くちこは。噛めば噛むほど、味がするー!」
C「美味しいです〜」
大塚「…………なんだろう、珍味を理解出来る、出来ないって、才能なのかしら……みんな同じ方向の味がする! みんな同じだあー!」
A「えー、前に目隠しして何の味か当てるゲームやったとき、大塚さん、全問正解してたじゃないですか!」
梶原「……ていうか、そんなことやってたんですか!?」
大塚「やった! で、当てた! ……うーん、舌がバカっていうことでは、ないと思うんだけど……」
A「むしろ繊細なんじゃないですか?」
大塚「あー、なんだろう、ある一定のBPM超えるとテクノが全部同じに聴こえたりする、みたいな?」
A「大塚さん、例えがわかりにくい!」
大塚「うううう、うーん、例えばギャルゲーの絵とかってさ、目鼻口の位置が数ミクロン違うだけで、儲かったり儲からなかったりするじゃない? 専門家にしか分析出来ないよーな、なんつーか、特殊な……ああああ、違うなあ」
梶原「うーん、いや、あれですよ、ボリューム大きすぎて何の曲だか分からない、みたいな感じじゃないですか?」
大塚「ああ、そうかも……。海方向には、感じすぎちゃって駄目なんだ、梶原さんと私は」
A「みんな、得意な方向の味覚ってあるんじゃないですかね? 甘いものなら分かる! とか」
大塚「そうなのかなー。……あ、カニのやつも頼んだんだった」 |