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ロマンの木曜日
 
夏のむれむれ、女のちんみ試食会!

【うるか】
 鮎の内臓の塩漬けのこと。内臓を使った「苦うるか」、白子・卵巣を使った「子うるか」、身を使った「身うるか」、鮎の卵の入った「真子うるか」などがある。ヤマメなど他の魚で作られることもあるらしい。

(試食)
大塚「……海の水、飲み込むとこういう味がするよ!」
梶原「するする!」
A「ええー。美味しいっすよ!」
C「美味しいです〜」
A「あ、くちこもきましたよー」


【くちこ】
 ナマコの卵巣。「このこ」とも呼ばれる。干したものは「干しくちこ」、塩辛にしたものは「生くちこ」と呼ばれる。ちなみにニシンの卵巣が「カズノコ」、チョウザメの卵巣が「キャビア」、一般に食用とされている「ウニ」はウニの卵巣と精巣の両方で、見た目や味ではほとんど区別がつかない。

大塚「ううう、同じ味……」
A「え、でも食感いいですよ、くちこは。噛めば噛むほど、味がするー!」
C「美味しいです〜」
大塚「…………なんだろう、珍味を理解出来る、出来ないって、才能なのかしら……みんな同じ方向の味がする! みんな同じだあー!」
A「えー、前に目隠しして何の味か当てるゲームやったとき、大塚さん、全問正解してたじゃないですか!」
梶原「……ていうか、そんなことやってたんですか!?」
大塚「やった! で、当てた! ……うーん、舌がバカっていうことでは、ないと思うんだけど……」
A「むしろ繊細なんじゃないですか?」
大塚「あー、なんだろう、ある一定のBPM超えるとテクノが全部同じに聴こえたりする、みたいな?」
A「大塚さん、例えがわかりにくい!」
大塚「うううう、うーん、例えばギャルゲーの絵とかってさ、目鼻口の位置が数ミクロン違うだけで、儲かったり儲からなかったりするじゃない? 専門家にしか分析出来ないよーな、なんつーか、特殊な……ああああ、違うなあ」
梶原「うーん、いや、あれですよ、ボリューム大きすぎて何の曲だか分からない、みたいな感じじゃないですか?」
大塚「ああ、そうかも……。海方向には、感じすぎちゃって駄目なんだ、梶原さんと私は」
A「みんな、得意な方向の味覚ってあるんじゃないですかね? 甘いものなら分かる! とか」
大塚「そうなのかなー。……あ、カニのやつも頼んだんだった」


かにくちこ
 カニの卵巣(たぶん。……すいません、検索かけて調べたんですけど、詳細わかりませんでした)。

(試食)
A「かにのくちこなんて、あるんですねえ」
大塚「うん……あ、これはちょっとちがう! カニ味だし! 赤いし! カルシウム味! カニのカラの味がするよ!」
梶原「……ていうか大塚さん、カニのカラ、食べたことあるんですか!?」
大塚「いや、ない……けど。あ、珍味ついでに頼んだ、モッツアレラチーズの西京味噌漬け、きたわ。とうふようとか、やぎチーズ方面は平気だから、こういうのは平気、なんだけどなあ」
A「ああ私、沖縄でやぎのフレッシュミルク飲んだことありますよー」
大塚「公設市場の隣で売ってるやつね! 沖縄情報サイト『ウルマックス』の人に教えてもらって飲んだなー。あれ、私もけっこう飲めたなー」


味噌漬け的なもの。

A「……これ、なんかしめった食パンみたいですね」
大塚「それは美味しいってこと、マズイってこと?」
A「んー、……んー?」
梶原「味噌っぽい味がしませんねー」
大塚「……あ、うちの母が、1年半に1度くらい、思いついたように牛乳を煮詰めてチーズみたいなものを作成するんだけど、『蘇』っていうか『醍醐』みたいなものを……アレに似てるなあ……。
しかしこのサイト、夏休み中の小さなお友達も見てるかもしんないんだけど、珍味、興味ないだろうなあ〜」
A「興味なくはないんじゃないですか? 子供、グロいもの好きだし」
大塚「グロ……」
梶原「でも珍味、お酒と一緒に食べるものだから、食べることは、あまり無さそうですねえ」
大塚「これ、お酒以外だったら、何と合うかなあ。意外と牛乳とか合うんじゃないかなあ……あ、ライター高瀬さん(今回は病欠)は、ウチ来てイカめし作って食べたとき、『牛乳飲みたい、牛乳!』とか言って、人んちの冷蔵庫から牛乳を取り出して、ごくごく飲んでましたよ」
A「イカと……合うんですか?」
大塚「うーん? わかんない。
ま、それはいいとして……ええと、私たち、珍味だけ食べてるわけじゃなくって、その間にレモンサワーとかゆずサワーとか焼きうどんとかも頼んでるんですけど、っていうかここ、うすぐらい某和風ダイニングバーなんですけども! 店内は悪くない雰囲気だし、担当テーブルの店員さんは美女だったし、いいお店だと思いますが! しかし、このキャベツ!」


「有機まるごとキャベツの炭火焼き」的なもの

大塚「これ、キャベツ切って焼いただけじゃん! しかもなんか、嫌な感じに、まだらに焦げてるし!」
C「周りだけ焦げて、内側はほぼ生ですねー」
A「焼き鳥屋で、こういうキャベツ、無料で付いてくる店、ありますよねー」
大塚「そしてこの茄子!」


「有機採りたて茄子のお刺身風」的なもの

大塚「もみじなんか飾ってるけど! これ、生の茄子、むいて切っただけじゃん! 切っただけじゃああああああん!」
A「まあ、瑞々しくていいお茄子ですけどね……すごいですね」
梶原「すごいですよ」
C「すっごいです〜」
梶原「……ある意味、こっちのほうが珍味じゃないですか?」
大塚「ああ、そうかも……」



 

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