谷で渾身のさけび＆こだま

山を超え、続いての場所は谷。忍者みたいな移動ぶりだ。母いわく、「さっきの場所よりもよくこだまするはず」というとっておきの場所らしい。

入り口が整備されているのは先ほどの丘と同じ。今度の場所は山肌にそってぐんぐん坂をくだったところにあった。

下るにつれて、サラサラと水の音がした。川があるのだ。なるほど、谷だ。

わーーーーーう！　わーう、わーう、わーう、わーう………。

母の言う通り、叫ぶと先ほどの丘以上にこだました。おお……。私がひとりにんまりしていると、母もたまらず「どれ、お母さんも叫んでみようかしら」と乗り出してきた。

わーーーーーーー！　わー、わー、わー、わー。

交差娘の私が91デシベルだったのに対し、なんと母は92デシベルをマーク。今こうして冷静に記事を書いていると何をやってんだと思うが、現場は非常な盛り上がりであった。

川へ、そしてラストシャウト

母による叫び場ツアーも次で最後だ。しめくくりはデイリーポータルZの約束の地、河原。

さて、今回の「大声で叫びたい！」というだけの行動にも、行ううちにコツというものがあることに気づいた。

・叫ぼうとするとへっぴり腰になりがちだが、お尻は突き出さず、地面に垂直な姿勢のま間にした方がよい。
・あまり高い声を出すと首の裏の方に響く。やや低温を意識するとよい。

最後に、そんなコツをふまえての渾身の叫びをお聞きいただければ幸いです。しかしスッキリしました。雨の中叫んで風邪をひいてしまいましたが、私は満足です！

＞＞叫びその１（娘一人バージョン）

＞＞叫びその２（母娘二人バージョン）

ご清聴、ありがとうございました。