都会の巨木・保存樹木鑑賞会 :: デイリーポータルZ

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チャレンジの日曜日

たぶんあれだ。

三本目、文京区のムクノキ、道路系

続いてやってきたのは東京都心部の住宅街、文京区の春日。坂の途中にあると知り、坂道＋巨木というマニアにとってはたまらない構図がとれるのでは、と期待し現場へ。（何マニアなんだろう？）

ちょうど坂の入り口あたりでそれらしき木を見つけた。しかも今回はかなり窮屈度が高そうな巨木です。

巨木・保存樹木３　善光寺坂のムクノキ

こちらは巨木が道路の真ん中に取り残される形になってしまったパターン。道路系とでも言うべきか。木の前に無数に垂れ下がる電線が窮屈感を助長させている。

木のある場所だけ道幅が狭くなっている。

近づいてみると植え込みが施されてあってそれほど寂しげではなかった。

ちょうどここは小学校の通学路になっていて時折ランドセルを背負った小学生が通っている。彼らにとっては日常の光景であるため巨木をスルーして歩いているが、通学路に大きな木が植えてあるのはなかなかいい事だな、と思った。この木のおかげでここを通り抜けるトラックは少し徐行して走っている。

樹齢３００年。昔はこのあたりには他にも木がたくさんあったのだろうが今となってはずいぶん寂しそうだ。しかし、我々の会ではこういった木こそ末永く保存していきたいものだ。

善光寺坂のムクノキ

巨木度：★★★
由緒度：★★★
窮屈度：★★★★★

これぞ求めていた『都会の巨木』。窮屈度、満点。樹齢３００年だそうだ。

ＤＡＴＡ
高さ：8m 　幹の外周：4.7m
住所：東京都文京区小石川3-8
最寄り：東京メトロ後楽園駅、都営地下鉄春日駅

巨木・保存樹木４　港区旧細川邸のシイノキ

根のあたりが樹齢の古さを感じさせる。

前出の木と違い、木のそばには立派な立て札がありました。

駅徒歩１分。駅前に取り残された巨木。

こちらは江戸時代の大名細川邸の跡地に残った事から『旧細川邸のシイノキ』と呼ばれている。住所は東京都港区高輪。
住宅街であるが、南北線・三田線の開通で急に駅前になり、にわかに商業地に変わりつつある。
駅前なので高層のマンションが林立していて探すのに時間がかかった。

今回まわった木の中でも、一番ご老体のように感じた。

ネコが木のまわりでふらふらしていた。古い木にネコって似合うな、と写真に収めようとしたらネコに逃げられた。

旧細川邸のシイノキ

巨木度：★★★
由緒度：★★★
窮屈度：★★★★★

まわりのマンションのおかげで小さく見えるが、実は１７ｍもある。

ＤＡＴＡ
東京都指定天然記念物
高さ：17m 　幹の外周：7.4m
住所：東京都港区高輪1-16-25
最寄り：東京メトロ南北線・都営地下鉄白金高輪駅そば

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