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特集


ちしきの金曜日
 
早起きして三文の得をさがす


市場へいこう

朝しか見られないものが見たい。といえばやはり市場だろうか。活気のあるセリのようすなどを見てみたい。

朝6時に起きて、花の取り引きをしている大田区の大田市場へ向かうことにした。


浜松町からモノレールで流通センター駅へ。

そこから歩いて10分ほどで大田市場花き部に着く。

関係ないけど、入口ちかくにエッチな本の1ページが落ちていた。既に三文分の得をゲットした気分。

 

入口の守衛室で申請をすると、個人でも市場の中を見学することができる。 花の市場はこんな風になっていた。

2階から1階を見たところ。全国からやってきたセリを待つ花が並んでいる。

近くで見るととてもきれい。これはバラ。

そしてこちらはユリの花。いい匂い。

 

セリのようすはこんなふう

朝の8時ごろ、市場ではまだセリが行われていた。

セリを行う部屋の外側は大きなガラス窓になっていて、中を見学できるようになっている。花のセリはどんなふうにすすむのか、しばらく見てみることにした。


これがセリ室。一昔前までは手のサインと掛け声を使っていたそうだけど、今は完全自動化。

そしてこちらは花を買う側の人。花屋や仲卸など。

この花が買いたいなと思ったら、

手元のこの複雑そうなボタンを押して注文する。

セリのようすは奥の電光掲示板に表示される。値段が下がるにつれてまわりのタイムショックみたいな輪っかの表示が変わる。

いまのセリは機械セリといって、完全に自動化されているらしい。

だから、セリといって想像するような手のサインや威勢のいいかけ声を聞くことはできないけれど、パネルのタイムショック(セリ時計)がくるくる回るのを見るだけでも結構たのしい。

一度セリに参加してみたいけど、一般人はもちろんこの部屋に入ることはできない。

 

市場には20ほどの仲卸のお店が並ぶ。

仲卸のお店を見せてもらいました

仲卸というのは、市場とお花屋さんの間にはいる人。

とても安く花を売っているのだけど、そのお店では一般の人は買うことはできない。ただ、市場の外に出店のようにして安くお花を売っている場合もあるとのこと。今日は残念ながらそういう出店は見当たらなかった。

仲卸の方にお願いして、せめて写真だけでも撮らせていただきました。

これはプリムラポリアンタという花。1束70円。

この赤いスイートピーは1束40円。

 

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