●ボタンの殿堂・国立科学博物館
さらなるボタンの多様性を求めて訪れたのは、上野にある国立科学博物館。科学にまつわる貴重な展示品が多く所蔵してある博物館だ。
見学者に科学の楽しさをわかりやすく味わってもらうためにいろいろな工夫がしてあるが、そのインターフェイスの多くはボタンだ。私も子供の頃に訪れて、とにかく連打していた覚えがある。
とにかく押しまくったあの日の記憶。もう私にとってはボタン博物館と言ってしまってもいい。
そんな思いを胸に、間違った目的で久しぶりにやってきた科学博物館。入場券を買おうとすると早速ボタンの登場だ。ずらっと並んだボタンに迫られると、1人で来たのに見栄をはって6人用のボタンを押してしまいそうにもなる。
街には自由に押せないボタンがあふれる中、ここには押されることを待っているボタンたちがたくさんあるはずだ。科学そっちのけで、とにかくボタンを押してみたい。
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