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ひらめきの月曜日
 
塩を撒く


こうやって地面に足で線を引いたのは何年ぶりだろうか

場所を変えました

さすがに飛鳥山公園は人が多すぎた。もっと堂々と、人目を気にすることなく塩を撒きたい。

そう思って、今度は近所の公園にやってきた。ここは近頃よくあるような「キャッチボール禁止」だの「犬の立入禁止」という類の公園ではなく、いろんな目的に使われる自由な公園だ。塩を撒くには最適な場所と言える。

大きさを測ってから、土の上に足で線を引き土俵を作る。

誰にも邪魔されない、自分だけの土俵の完成だ。

なんだか妙に嬉しくなり、当初の目的を忘れて、ついいろいろなことをしてしまうこの気持ち。相撲好きなら分かってくれると思うのだが、どうだろう。

マイ土俵で、摺り足!
さらには鉄砲!

言うまでもないが、私はとても真面目な気持ちでこの企画に取り組んでいる。

なのに、この日の撮影をお願いした友人の中村さんは、私が鉄砲や摺り足をしている最中「バカだ」と言いながら、ゲラゲラ笑っていた。なんて失礼な。

とは言うものの、稽古中におまわりさんが通りかかった時、妙にドキドキしてしまったのは何故なんでしょうか。


不審者じゃありませんよ

だいぶ体がほぐれてきた。ほぐれるどころか、実は息が上がっている。相撲の基本的な動きが、これほどまでにキツイものだとは知らなかった。世の中には、実際にやってみなければ分からないものが多すぎる。


流れの中の塩撒き

Iさんのご主人に指摘された「塩を撒くのは一連の動きの中の一つ」ということを心に留めながら、そろそろ塩を撒こう。


例の塩を置き、スタンバイ

中村「なにやってんの?」

高瀬「いや、蹲踞(そんきょ)の姿勢から、ちゃんとやろうと思ってね」

中村「…ヤンキーがうんこ座りしてるようにしか見えないんだけど」


「これは口の中を清めるマネですよ。ペッ」

中村「それやるなら、ヒシャクと紙も持ってこないと」

高瀬「そ、そうだったねぇ」

中村さんは以前にも企画(バニラアイスサミット)に参加してくれた人だが、相変わらず言うことが厳しい。

これ以上、怒られないうちに撒こう。


では、塩をつかんで、と…

 

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