馬とプリクラ

にんにくとべごまつりの会場に乗馬クラブが出店していた。ポニーが3頭つながれていて、その後ろにメニューが書いてある。

・馬とプリクラ 300円
・オリジナルTシャツ 1000円

どれも魅力的である。にんにく飛ばし大会を済ませた大北くんが発見して「馬とプリクラ撮れますよ！」と走って教えてくれたのだ。

彼は「にんにく飛ばし大会」の帰りに「馬とプリクラ」を見つけた。

フィクションを考えようとしてもこんな文章は出てこないだろう。出たとしても全体に説明不足である。なんだその大会とプリクラは。しかしどちらもあるのだ。やっぱり祭りはすごい。このミラクルを求めていろんな祭りに参加していると言っても過言ではない。

そして林はプリクラを、大北はTシャツを作った。馬と並んで写真を撮り、その場でシールやTシャツにプリントしてくれる。

大北くんのTシャツを見ていて、なにげない写真をいちいちTシャツにするのは面白いのではないかと思ったがよく考えたら当サイトでもうやっていた（オンデマンドストア）。

茶色くてうまいものがたくさん

会場周辺の出店ではにんにく以外にもいろんなものが売っている。出店といってもプロじゃなくって地元のおばちゃんである。

ゴマを塗った餅は1本100円。100円のわりにでかい。2本買おうと思ったら、「1本買ってふたりで食べればいい」と言われた。親切である。商売っけゼロ。

うまそうだと思ったものを食べたり撮ったりしていたのだが、後で写真を見たら全体に茶色かった。せんべい汁（南部せんべいが入った汁）は見たことないキノコがたくさん入っていてうまかった。

見たことないきのこは瓶詰めで売っていたのだが、「カックイ」というやっぱり見たことない名前がついていた（買った）。あとで調べたらナラタケのことらしい。カックイのほか、ボリボリという方言もあるそうだ。いいな、ボリボリ。

ほかにもだいこんを破格値で売っちゃったり、あきらかにナシじゃないものが入っているナシ3個で200円の箱があったり、洋ナシを見て「うまそう」と言っていた大北くんにブルジョワを感じたりしていた。