デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


ひらめきの月曜日
 
インパクト餃子を食べ歩く

●餃子の聖地・宇都宮のハイテンション

  続いてやってきたのは、餃子の街として全国的にも名高い栃木県の宇都宮。古くから知られているベテランローカルフードの街、駅にある店からしてテンションがすごい。


カテゴリーを超えた餃子
はみでるテンション

 まんじゅうなどの他にも、餃子の意匠を施したものたちであふれている。話には聞いていたが、思っていた以上に餃子に染まっている様子が見て取れた。

 もちろん駅ビル内には本来の餃子を出す店もいくつか入っていて、インパクトのある餃子も見ることができた。


微妙な変化球、フライ餃子
どういう初恋なのか

 揚げ餃子というのはまずまず一般的だと思うが、フライ餃子となると微妙な盲点を突かれた感じがする。サクサクした衣がおいしそうだ。

 そしてチーズ餃子。これもアレンジとしてはそれほどインパクトの強いものではないかもしれないが、「ほんのり初恋の香り」という一文が添えられているのが気になる。

 初恋の香りがチーズ。それでいいのか。


やっつけ仕事的だけど親切な表示
風でピラピラしてることで信憑性が下がるが…

 ただ、餃子パフェなどを経験してアレンジの度合いに対する感受性が麻痺してきているのか、さらなるインパクト餃子を探すべくフライやチーズはとりあえず様子見。駅周辺をうろうろしていると、気になる張り紙が目に入った。「餃子像」への案内だ。

 宇都宮駅そばに、餃子の皮に包まれた女神をモチーフとした「餃子像」があるのは結構有名だと思う。そしてその移転作業中にアクシデントが起こって、真っ二つに割れたのもまあまあ知られていると思う。

 そういうわけで彼女は死んだと思っていたこともあり、この張り紙は意外だった。案内に従って行ってみると…。


復活してました
よく見ると傷跡がわかる

 見事よみがえっていました。

 調べてみると、訪れた数日前に修復作業を終えて再び設置されたらしい。報道もあったようだが、個人的には耳にしていなかったこともあって思いがけない出会いとなった。

 胸の下には接着した跡が残っているが、全体的なフォルムはしっかり戻っている。手術成功おめでとう。


渋谷にあるのと似た名前のビルも気になるけど
ここで気にするべきは街をあげての餃子ぶり

 餃子像の復活を見届けたところで、街をうろうろしてみよう。やはり噂に違わず、街全体がグイグイと餃子で押してくる。餃子密度が普通ではない。

 いろいろ気になる店もある中、大きな商店街にある店が目にとまった。


勢いありそうな店構え
なんだかすごそうだ

 構えの赤色が目に飛び込んできた、「遼順茶楼(りゅうじゅんちゃろう)」というお店。店前に掲げてあるメニューを見てみると、どうもこれまでとは方向性の違うインパクト餃子があるようだ。きれいな見た目とともに、5個で1050円というのもすごい。

 値段にびびって普段なら選ばないかもしれないが、今回はインパクト餃子の旅。店内に入ってみよう。


< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲トップに戻る バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.