わりと見た目をそのまま面白がっているような感じだ。
「わーこれウンコっぽいな」とかいってケラケラ笑ってたんだろうか、お侍さんたちも。江戸時代の笑いのツボも現代とさほど変わらないのかもしれない。
春原さんによれば石を集める趣味は欧米では珍しいことではないという。切手集めと同じくらいメジャーな趣味だというのだ。
じつは日本でも意外な偉人が石に熱中していた。
宮沢賢治もハマッた石集め
宮沢賢治である。氏は幼少期から「石っこ賢さん」と呼ばれるほどの石マニアで、鉱物や化石収集に熱中。作中にもたくさんの鉱物や岩石が登場する。
ここでは賢治が実際に集めたものと同じ石や、作中に登場する石も展示している。文学と石の融合である。
文学好きは作品の舞台を訪れたりするものだと思うが、ここに来て作中の石に出合うというのも一興だ。 |