刺激4:超音波
超音波はすごいらしい。窓ガラス割ったり、水のクラスターを破壊しておいしい水を作ったり、メガネの汚れをきれいに取り去ったりできるらしい。とくにメガネに関しては、僕は視力がいいのでよく分からないが、メガネ派の人たちは異口同音に超音波洗浄機の素晴らしさを讃える。 ところで超音波ってどうやって発生させたらいいのだろう。よく分からなかったので、とりあえず目の前のパソコンを使って発生させることにした。
独立行政法人・科学技術振興機構(JST)では、理科教育の振興のために、いくつかの理科教材を提供している。基本的には理科教員向けのサイトだが、一般の人でもこれを利用することがきる。今回はこの公開されている音波発生ソフト「発音(はつね)」を用いて、スピーカーから高音波を発生させ、強力な振動を与えてみることにした。
動画だけ見ると、単にラジオのチューニングに失敗した人にしか見えない。 「というか、それ超音波じゃないですよ」、というツッコミも各方向から来そうだが、とりあえず、高い音を聞かせて刺激を与える作戦は失敗に終わった、ということにしたい。 しかし作戦はまだある。次は強力な光で刺激を与える作戦だ。
刺激5:強力な閃光
光を与えることにより進行する化学反応はけっこうある。気体の水素と塩素を混合して、カメラのフラッシュで強力な光を与えると、爆発的に反応が進行して塩化水素が発生する。光化学反応、と呼ばれる類の反応だ。 いや、そんな難しい例を引き合いに出さなくても、カメラのフィルムが光を感じます、みたいな説明でよかっただろうか。とりあえず、手持ちのカメラでフラッシュを直に当てて、エコカイロに強力な刺激を与えてみた。
何度も繰り返してフラッシュを当ててたら、カメラの電池が先に切れた。エコカイロは全く反応する気配なし。こうなったらこっちも奥の手を出さざるを得ない。高電圧による電気ショックだ。