デイリーポータルZロゴ
このサイトについて


はっけんの水曜日
 
アイスの当たりくじ、「アタ…」に油断するな

なんとまだ焼いてる

やっと本番の棒に焼き付ける段階となった。が、ここにも不確定要素がある。

最終的に、また元のアイスに棒を戻して、用例を寸劇で見せたい。そのためには、なるべくアイスは無傷のまま棒を取り出したい、しかしうまくアイスから棒を引っこ抜けるのかどうか。アイス居合抜きである。居アイス抜きとでも言おうか。いやどっちでもいいが、アイスの棒の世界には未知の部分がまだまだあるのだ。

ここで登場するのが、当たり付きでおなじみのコレ。

まず、包丁でこわごわ縦に割ってみる。
崩れるけど、取り出せはする。しかしなるべく原型をとどめる方法はないものか。

魚をさばくように、アイスを。ガリガリ君を。3枚に下ろす。

ここで崩れたとしても、押し固めて復元すればいいか、なんて思っていたが、ふと思い立って力ずくで引っこ抜いてみた。崩すのが怖くてやらなかった方法だ。

もう、簡〜単。

まず棒を少しづつキュキュキュキュねじり、だましだましゆっくりやってみたら、簡単に抜けた。そのうち、えいっとまっすぐ引くことでもっと簡単に抜けるように。アイス居合抜き、いや居アイス抜きの免許皆伝である。今、アイスの棒を抜かんと欲すれば乙幡より他に頼む者はあらず。

そうやって確保した棒たちを乾かし、やっと本番の焼付けへと進むのだった。

ペン(ハンダゴテ)を立て気味に持ち、ゆっくりと、絵手紙を描くように。
書き取り帳のように、最初点線でだいたいの位置を記す。鉛筆で下書きするわけにもいかないからな。

「ア、タ、…」次はなんとする?ところでコレ、真似して違法にアイスをせしめないようにネ♪
描き終わり、元のおうちへ帰される棒たち。

こうして、「アタ」と見るや諸兄においてはうっかり「当たり」を確信しがちな昨今であるが、次のようなケースもないことはないと思わずにはいられないので、よく覚えて帰って欲しい。

< もどる ▽この記事のトップへ つぎへ >
 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.