頭も池も鯉でいっぱい
でかさで満足したところで、次は密度を極めたい。やってきたのは茨城県つくば市の「松見公園」だ。
広い池もあって、鯉が優雅に身を漂わせる様子が目に入る。サイズもまずまず立派な上に数も多く、エサをあげている人のところに はたくさんの鯉が密集している。
いい具合にエキサイティング。エネルギッシュな鯉を見て、自分にも湧いてくるエネルギー。何をやればいいのかわからないままに、とりあえず「やるぞっ!」という気持ちになる。
それはないだろう、と言いたくなる鯉。奪われた目を離せないまま、だんだんおかしな気持ちになってくる。
何がどうしてこうなるのかわからないが、鯉たちはこうして池の隅にやたらと集中。確かに高密度を求めて来たわけだが、思っていた以上の激しさ。つけいる隙のない濃さだ。
「うわ…」と思って後ずさるも、視線は外せないままでいるようだ。「まじハンパねえ!」「何度見ても慣れないな…」といった声が漏れ聞こえる。
写真だけではお伝えしがたいこの迫力。動画もあるので、鯉の受け入れ力試しにもちょうどいいかもしれない。
和まない。心がちっとも和まない鯉の姿。逆に「生きるとは何か」みたいなことを考えさせられるような気にもなってくる。
大人が引き気味の中、無邪気にハイテンションなのは子供。エサをやっている子のところには、鯉がドバドバ押し寄せてきている。興奮して夜眠れなくなったり、トラウマになったりしないだろうか。
それくらいにエキサイティング。自分もやってみよう。
仕事や人間関係、そのほか普段気にしてることを忘れて、ただ鯉のことだけが心を占める。いつもの自分を完全リセット。これはこれで、リフレッシュとも言えるのではないか。
まだリフレッシュが足りないという方のために、エサやり版の動画もある。エサ食う鯉で、小さく生まれ変わろう。