病気がない魚、バタバタと病気で死ぬ
養殖をやっていてピンチだったことはありますか?と聞いてみたら、二度あったそうだ。
一つ目は冷水性の病気にかかったこと。
その時はいわしを混ぜ込んだ生の餌にして、水も塩をまぜてなんとか助かったといっていた。
生のいわしでなぜ助かる?門外漢なのでさっぱりわからなかったが、まあ、江戸時代もコレラを鰯の頭でなんとかしようとしたしな、と理解した。
理解したが、まあ多分間違っているのだろう。
「その時は全滅するかなと思った」と言っていた。うん、全滅はつらいよ。寅さんもそんなこと言ってた気がする。
二つ目は一番最初の釣り堀時代の話だが、落雷でポンプが壊れて一晩経ったらゴミが詰まって水が濁ってチョウザメたちが酸欠。
500尾が一割の50尾くらいにまで減ったんだそうだ。
落雷の音が聞こえたときに、もしかしたらキャビアの親たちがバタバタ死んでいるのかもしれない。そう思ったら今後雷の音が違って聞こえてくるだろう。 |