今回登らせてもらった橋の端っこ部分は、なんと今回の架設工事と同様、出来上がったトラスをクレーンで吊って位置を合わせ、それー!いまだー!ってつなげたのだとか。
聞いただけでその、それー!いまだー!の緊張が想像できる。いや、ほんとにそう言ってたかどうか知りませんが。
そしてすごいのは。
「作業している間に、太陽の光があたるんで、熱で膨張してサイズが変わっていくんですよ」
うひゃー!すごい!人間ってすごい。そしてお天道様にはかなわない。
だいたい、吊る時点で材の重みでたわんでサイズ変わるだろうし、吊るのをやめた時点でも同じことが起こるだろうし。というか、橋脚に乗って完成のものを吊る、っていう別の力のかけ方をするってだけで…ああ、この大きさになるとそのたわむ量もすごいだろうなー!
考えてみればなにがいちばん「かなわない」かっていうと、つまるところ、人間はずっとむかしからこうやって「重力」に対して四苦八苦しているわけだ。 |