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11月の総集編
 
やんなかった企画と発見した新種(2010年11月総集編)

次は「ボタンの博物館」に行きたいですね

博物館が大好きという西村さんに話を聞きました。めずらしい切手やコインなど、好きな人にはたまんない話が聞けました。お勧めの博物館情報もありますよ。

造幣東京フェアに行ってみた(西村まさゆき)


銅の小片をコインに変えるハンマープレス。

--西村さん、博物館系が好きって聞いたんですが。いろいろ行ってるんですか?

(西村)以前は「一休日一博物館」を目標に都内や東京近辺をいろいろ回ってたんですが、それでも行ってないところは多いですね。

東京はテーマがものすごく限定された博物館がたくさんあって面白いですよ。「塩とタバコ」とか「海苔」とか「ブレーキ」とか。


コインに圧印機で模様をプレスする印面は、最初に大きい元のデザインを彫って、それをこの縮彫機で小さく彫り直して作るのだとか。

この前、横浜の日産エンジン博物館に行ってきたんですが、幼児はアンケートに答えただけでミニカーが貰えるんですよ、息子がすごく喜んでました。

ぼくは車に関しての知識がゼロなので、今度は車好きな人と一緒に行きたいですねー。

--そういえばうちの親父もコイン収集らしきことをやっていたのを思い出しましたよ。記念コインって普通に使えるって聞いたんですけど、ほんとですかね


これはウルトラマンのコイン。

これ、ぼくも気になって、造幣局の方に聞いたんですけども「使えますよー」って言ってました。

でも普通に使うよりコインショップに売った方が額面より高く売れるのであまり誰も使わないらしいですよ。

--西村さんも何かコレクションしていたりしますか?

切手は細々と集め続けてますね。最近は「土侯国切手」の大阪万博とアポロ計画関係のものを集めたいなあと思ってます。


上のやつは正体不明のモノレールが描かれていて謎。実際走ってたやつとは全くの別物っぽい。下のやつはたぶんフジパンロボット館なんだけど、実際のものと色が全く違う。

土侯国切手というのは1960〜70年代にかけて中東の国々が切手マニア向けに濫発した切手のことです。

犬猫や昆虫、SL、自動車といったマニアやファンが多そうな図案が描かれた大きめの切手で、ぼくが子供のころはお菓子の景品なんかによくついてました。

でも、一般的な切手収集家からは「正規の切手じゃない」(そんなことないんですが)つって収集の対象にならない切手なんですよ。土侯国切手の万博ものはデザインがいい加減だったりして面白いんですけどね。


これは明治四年の造幣局出勤簿。ハンコがないひとは花押を書いてる。

--次に行くべき博物館ってどこでしょう?西村さんのお薦めを教えて下さい

「浦安市郷土博物館」や「深川江戸資料館」などは結構おすすめですよ。

どちらの博物館も古い町並みが映画のオープンセットみたいに再現されてて、時代劇とか好きだとかなり興奮できると思います。

あと個人的には日本橋にある「ボタンの博物館」に行ってみたいですね。服のボタンの博物館らしいです。造幣博物館と同じで平日しかやってないところなので、前から気になってたんですけどなかなか行けなくて。

いま無職…じゃなかったフリーライターなのでそのうち行く予定です。


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