「あれ読めこれ読めって言ったことはなくって、本棚に置いてあるのを勝手に読んでるよね。成年コミックなんかは仕事場に置いてるから家にはないんだけど」
−−新旧マンガあるそうですけど、お子さんは古いのだとどの辺読みます?
「『あしたのジョー』(高森朝雄・ちばてつや)とか『がんばれ元気』(小山ゆう)、あと手塚治虫なんかはすげえ面白いって言ってるよね。あと『天才バカボン』とか『すすめパイレーツ』とかも読んでる」
−−ギャグって時代に左右されそうですけど関係ないんですねえ。
「そうだね。ただ吉田戦車が好きなんだけど『はまり道』とか読んで『ジョイメカファイト』とか古いファミコンソフトに憧れを持つのがイヤだね!」
−−ギャグの古さとかじゃなく、出てくるキーワードの古さが問題!
「ウチは古いマンガ多いから子供の知識が昭和になっちゃうんだよ」
−−そんな弊害があるんですねえ。
「あとイヤなのが、ウチは2人とも『酒のほそ道』(ラズウェル細木)と『BARレモン・ハート』(古谷三敏)が好きなんだよね。わかってるのかわかってないのか知らないけど、無駄な知識を覚えたりして。小学校の息子がテレビにマンハッタンが出てくると『マンハッタンといえばカクテルの女王だな』ってつぶやいたり。意味はわかってないんだけどね」 |