体が「つながる」ことのおもしろさ
「今、手の力だけで倒そうとするとこうだよね?」古川先生が僕の胸を押す。ぐっと力は入るが支えられる。
「だけど、これをかかとの方から体重を移してやるとこうなる」と言うやいなや、先生の手が急激に重くなって倒れる。こなきじじいってこんな感じなんだろう。
先生はそれを「つながり」という言葉を使っていた。相手の体と自分の体に「線を通してつながりを作る」と言う。
たとえば自分の体を前後左右に重心移動させるような感覚、それを相手とつながりをつくることによって、「相手+自分」の体を重心移動させる感じじゃないだろうか。
一回体験しただけなので、適当なことを言ってるだけなんだけれども。 |