船に乗せてもらって実際の定置網漁をみせてもらった感想としては、やっぱりこの仕事は楽しそうに見えてしまう。この文章を書いている段階ではある程度落ち着いているのだが、漁をみていた瞬間は楽しくて仕方がなかった。
しかしこの日は潮こそ早いが船の上は風もなく穏やかな上に、上げた網が半分だけでさらに水揚げが少ないという、楽な天気で楽な仕事量(なので歩合給が少ない)の一日。漁師さんも「もっとたくさん魚が獲れるところを見てほしかったんだけどね」と寂しそうに笑っていた。
雨でも雪でも網を上げられるのであれば漁はあるし、魚が獲れれば獲れるほど仕事量は増えていく。やはり魚を獲ることは趣味に留め、他の仕事をしながら海の近くに住む方法を考えることにしようと思ったほうがいいのだろう。だって体力ないもの。 |