人にお願いしまくって実現したこのイベント、せっかくなのでステージの写真撮影は友人のプロカメラマンである岡田孝雄氏にお願いした。
借金のしすぎで金銭感覚がマヒした人みたいに、今回は多くの人に借りを作りすぎて、ありがとうの言葉で自己破産しそうだ。盟友の斎藤さんは、さっきから緊張しすぎて話す声がとても大きくなっている。
そして僕たちの出番がきた。
これが僕達にできる精一杯のロックンロール
いい感じに盛り上がっている会場で、まず最初に演奏する3人が覆面をかぶらずに暗いステージに上がって準備をする。
そして用意ができたところで、斎藤さんと私が登場して、背中のチャックを下ろしてそのままステージ上で二人羽織となる。
会場が当然のようにざわつく。タンデムという存在をはじめて知ったお客さんの頭の上に、はっきりとハテナマークが見えた。
こればかりはUSTREAMでは伝わらない、きてくれたお客さんだけが感じられる空気感。ちょっくら胃が痛い。去年のうちにピロリ菌を退治しておいてよかったなと思った。 |