知らない人を「おかあさん」と呼びたい

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ちしきの金曜日

おかあさんへのプレゼントをおかあさんに選んでもらう

さて、新宿のおかあさんたちとふれあううち、だんだんと本当のおかあさんに対する想いがこみ上げてきた。
「本当のおかあさん」とはもちろん、僕をこの世に生み育ててくれた母親のことだ。今は埼玉で暮らしている。僕は東京に住んでいるため近いのだが、もう1年以上も顔を合わせていない。

もうすぐ母の日である。本当のおかあさんへプレゼントを買って帰省することにしよう。

おかあさんへのプレゼントは洋服にしよう

おかあさんが欲しいものはおかあさんに聞くのが一番だ。というわけでここはやはりおかあさん的な人がやっている店で買うことにした。

おかあさん的な人が経営しているブティック

さっそくお店のおかあさんにプレゼントを見立ててもらう。

僕　「おかあさんへのプレゼントなんですけど、どんなのがいいですかね？　おかあさん」

おかあさん　「あら、きっとおかあさん喜ぶわよ～。そうねえ…」

おかあさん　「サイズはどのくらいかしら？」
僕　「ちょうどおかあさんくらいだと思います」

おかあさん　「これなんかどうかしら？」

おかあさんチョイス

ここでも積極的に「おかあさん」と呼んでみる。するとやはり相手の懐にすんなり飛び込めるのだ。

かなりまけてくれたのも、「おかあさん」と呼んだからだろう。

かなりまけてくれた

おかあさんはここに店を構えてもう40年になるらしい。「おかあさん」と呼ぶと「いやあね、私なんてもうおばあちゃんよ」なんて言っていたが、「おばあちゃん」と呼ぶのはさすがに度を超えている気がしたのでやめておいた。

撮影係の安藤さんからは「ふたり、本当の親子みたいに似てますね」と言われた。似てますか？

そんな、おかあさんの見立てにより素敵なプレゼントを買うことができた。きっと本当のおかあさんも喜んでくれるだろう。ありがとう、おかあさん。

すべてのおかあさんに感謝

知らない人を「おかあさん」と呼ぶのは勇気がいることだ。だが、一歩踏み越えて「おかあさん」と呼んでみると、たいていのおかあさんは心を開いてくれる。

「あいさつするたび友達ふえる」あの動画のように、おかあさんと呼ぶたびおかあさんが増えるのだ。

今後もこの調子で東京のおかあさんをどんどん増やしてきたい。

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