タイのノラ犬はネコ
ソーセージを探して露店を歩いているとやたら犬に会う。ノラ犬である。首輪がついているのもいるので道路で放し飼いしているのかもしれない。それをノラというのか。
で、そのノラ犬がことごとく気弱なのだ。カメラを向けただけで困った顔をする。近くで写真撮りたいので近寄ると逃げる。むしろネコのほうが堂々としていた。
餃子のようなソーセージを発見
翌日、別のナイトマーケット(かただの歩道)を歩いているとソーセージを発見。これまでの魚肉ソーセージでもないし、ごはんつぶが入っているソーセージでもない様子。
表面から見えるつぶつぶはハーブか。
腹いっぱいだったためにホテルに戻って食べてみる。挽肉のほかにレモングラスらしき葉っぱ、野菜がたくさん入っている。そしてすっぱい。
これは………、餃子だ。
いや、もちろん見た目はソーセージなのだが、なかに詰まっているものの雰囲気としては餃子である。ニチャニチャしている。
餃子とソーセージが結びつくなんて珍しい。発明だ。タイに来た甲斐あった。と思っていま原稿書きながら検索したら町田に似たものがあった(成瀬ギョーザ)。
これからは町田市をタイ語風にマチン・ダット市と呼ぶことにしたい。
たぶん僕がみたらどこの国でもソーセージの国かも
タイの人は親切だった。汗だくでソーセージを買ってたらペーパータオルくれたり、洋服屋ではショルダーバッグを後ろにかけると財布とられるから前にかけろと言われたり。タクシーの運転手は客が乗っててもラジオから流れるタイの演歌みたいな歌にあわせて歌っていた(これは親切関係ない)。
そう思うとやっぱり微笑みの国なのかもしれない。
でもやっぱりソーセージがうまかったのでソーセージの国ということにしておきたい。