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コラボ企画
 
四人工藤、故郷に帰る

城跡とレガシィ、まるでグラビアのように

前々回と前回はあれほど「ついてゆく」「ぶつからない」などの性能を軸にしていたのに、今回は焼きそば食べて城跡に来ている。次回はどうなってゆくのだろうか。誰にもわからない。そんなコラボ企画記事をお送りしております。

さて、我々が向かったのは、(本当の)車で駅から20分ほどの金山(かなやま)という、ちょっとした山。そこにある金山城址を訪ねてみた。


山上の展望台から見た関東平野。晴れた日はスカイツリーも見えるらしい。

すっかり田舎の夏休みだ。
駐車場から歩くこと15分ほどで、ゲームに出てきそうな場所に。

日本のインカ、って思わず言いたくなっちゃう。

夏空と緑に城跡が映えて、懐かしい田舎の夏休みみたいにワクワクする場所だ。ここは金山城跡といって、室町時代に群馬の武将新田氏の一族によって建てられた城である。金山の尾根をうまく利用した、難攻不落の山城として知られているそうだ。

私もこんなところは初めてだ。帰省するとき、普段当たり前過ぎて行かなかったような場所をあえて訪れるのは、大人の楽しみだと思う。


木陰には丸い「月の池」。奥の高台には対となる「日の池」が。ちょっと桃源郷っぽい空間。
…の、脇でサッと組み立てる一行。鮮やかなヒットアンドアウェイ。

むろん、このような史跡には、そしてなおさらこのような地形には、車は入り込めない。しかしこの四人工藤レガシィなら、石段でも国の史跡でも、どこでも行ける。どこへも走れる。

「石段下りまーす」と前輪たちが声かけ。
続いて後輪たちが「はい、下りまーす」と声を。これが「注意してくれるクルマ」だ!(嘘です)

暑い中、長時間の取材で疲れていても「車線逸脱警報」「ふらつき警報」で安心だ(本物には装備されてます)。

それにしても人が通らないので、気兼ねなくドライブできた。
たたんで下山。フェス帰りか。

この日は日曜日にもかかわらず観光客はまばらで、こんないい場所なのに大丈夫かと部外者的考えが頭をよぎる。駐車場に自販機なども一切なく、それはそれでちょっと困ったりもした。でも変に観光地ズレしていない静かな史跡がここにあるんだ、と心に強く残ったということは、それで十分なのではないだろうか。

史跡ドライブを終え、帰りにはちょっとおやつでも食べに行こうか。群馬といえば、これまたあの謎の食べ物である。


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