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特集


ちしきの金曜日
 
タクシー運転手の行きつけ 〜ソウル編〜

奥の母屋は明治時代の建築で純和風

2万冊のまんがが待っている

現在、女ま館の蔵書は約2万冊。特徴的なのは、雑誌が多く揃っていることだ。
めったに日の目を見ない珍作や読み物ページなど、まんが雑誌は単行本よりおもしろいと思う。いま女ま館サイトの過去ログを見てたら、私が蔵書の雑誌を紹介してるページが残っていたので御参照下さい。
大井館長によれば、
「LaLaはたぶん創刊号から全部あります。花とゆめやグレープフルーツ、リリカ、Duoもかなりたくさんあるかな」。

奥の閉架部分の蔵書を読みたい場合、また週一の開館日以外に来館したい場合は、電話やメールで予約をしてから来て欲しいそうだ。貸出やコピーサービスなどは行っていない。それから蔵書のデータベースも完成していないので、探索本の問い合わせに答えられない場合もある。目的が「保存」ということで御了承下さいね。


萩尾望都が「マージナル」連載時のプチフラワー

サンコミックスの作品群はどれも秀作揃いネ〜



縁側でまんがを読み耽るもよし
「このお膳でお茶出して…」大井館長の野望を伺う
ハクビシンが住むという庭の物置

ハクビシンもいるのだ

創立当初(ていうか今も)、女ま館は「滞在型図書館」を目指していた。畳の部屋でゴロゴロしながら、いく日もかけて心ゆくまで少女まんがを読み耽る…なんて至福かしら!
「ここでまんが読みながら寝ちゃった人がいたらどうするんですか?」
という土屋遊のマヌケな質問に夫妻は目を輝かせた。
かつて、和室の片隅で小学生の女の子が眠り込んでしまった時は、お二人で
「これぞ女ま館の目指していたものだっ」
とそっと拍手をして喜んだそうだ。微笑ましい光景が目に浮かぶ。

小さなお子さんもいる館長夫妻ゆえ実現はまだまだ先になりそうだが、大井館長には小さな野望がある。
「この座敷で、少女まんがっぽく紅茶とケーキなんか出せたらいいなあと思ってるんです。縁側もあるし」
少女まんがカフェ。素敵だ。
ひなたぼっこしてまんが読んでるそばで猫が丸まってたりして。どうしても「少女まんが=猫」のイメージから抜けられないなあ。ここんちに猫はいないのだが。
「あ、でも物置にハクビシンがいるのよ。勝手に住み着いちゃったんだけど」
「え!よ、妖怪がでるんですか?」
と土屋親子。
どうやらハクビシンを妖怪だと思っていたらしいが、ジャコウネコ科のれっきとした動物。庭の木になった柿を全部平らげてしまう大食漢だと聞いてやっと信用した妖怪&動物好きのオン君、庭にダッシュ!

 



物置のまわりでオン君が「オ〜イ!」と呼んでみるものの、さすがにハクビシンは顔を出さない。
中野さんが今年の夏に一度だけ撮影できたという画像を見せてもらった。
コレです。


「あ、どうも。居候させてもらってるハクビシンです。妖怪ではありません」



切実に欲しい本箱
 

少女まんが館

西多摩郡日の出町大字大久野1159番地

毎週木曜日13〜18時開館

https://www.nerimadors.or.jp/~jomakan/



 

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