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特集


ひらめきの月曜日
 
暗くなるまで墓地を歩く

有名人の墓を見てみよう

そういえば、管理事務所でもらった紙には有名人の墓の番地が書いてあった。「せっかくだから見てみよう」と、足許の表示と手元の紙を照らし合わせ、まずは某有名芸術家の墓へと向かうことにした。


えーと、目指すは16−1−17か…
区画ごとに番号が書いてあって、探しやすい

左側に異質な空間が出現

考えてみれば、過去に有名人の墓を訪ねたことがない。熱烈なファンは、墓前に花を供えに行ったりするものなのだろうか。

うーん、もし行くんなら、誰のところだろう。そういえば貰った紙には、向田邦子の墓の場所も書いてあったな。後で行ってみようか。

そう思いながら歩いていると、明らかに周囲と雰囲気の違う一画が近付いてきた。


どーん。ご存じ、岡本太郎の墓。

そう、ここは芸術家一家、岡本家の墓。かの子、一平、太郎の3人が眠っている。かの子と一平の墓が横に並び、その向かい側にあるのが太郎の墓だ。


かの子の墓は観音様。なんとなく「らしい」気がします
一平の墓は息子(太郎)の作品

まるで2人の様子を笑いながら見ているような、そんな太郎の墓を見ていたら、なんだか知らんが泣けてきた。


それにしても、なんてカワイイんだろう…。思わず別アングルでも撮影
でも目の奥を覗くと、その闇が怖かったりもするんですが

「やっぱりモニュメントのある墓はいいなぁ。他に像っぽい物があるとすれば、漫画家の墓だろうか?」と狙いを定め、漫画家だった方の墓を目指して再び移動を開始する。

ちなみに「ひと気のない墓地で見かけても奇異に感じない生き物ベスト2」を勝手に決めさせていただくとすれば、ダントツで猫とカラスです。やっぱり墓地には犬より猫、ハトよりカラスが似合います。


置物のような猫。恐ろしく目つきが悪い
ガンたれまくり

移動中も、変わった形の墓がどんどん目に入ってくる。コチラの巨大建造物など、思わず「うわ」と声が出たほどの造りだ。

これは、中にレーニンでもいるのか?

こちらの敷地をグルリと回ると、建物の横に「昭和45年建立 横井英樹」の文字を見つけ、再び「うわ」と声が出た。

先を急ぎましょう。


 

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