宮城「やっぱ大きい方がいいんじゃないですかね? 空気入れとか付属品も充実してますよ」
古賀「うーん、じゃあそうしますー」
ここいら辺で気づいたのだが、携帯電話(やトランシーバー)だと、一緒にいて気まずいと感じるあの「間」が訪れることがない。
電話だと状況をつぶさに説明しなくてはならなず、しゃべらなくてはならないことが多いのだ。行動が同じでも、喋るカサが増す。普段より明らかにいっぱいしゃべってる。思わぬ効果だ。
古賀「おーす、今買いましたー。結構重いっす」
宮城「よかったら持ちましょうか?」
古賀「いいんですか」
宮城「あ、でもどうやって受け取ろう」
古賀「ほんとだ。無理だや」
話は弾んでも物を受け渡すことはできない。現実なのに、なんだかいやにバーチャルだ。変だ。楽しい。
続いて一行は喫茶店でひと休みすることに。どこも混んでいる渋谷で、宮城さんが空いている場所を知っているというので連れて行っていただいた。
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またお団子頭を目印に進む |
離れた人と一緒に休憩
宮城さんが案内してくれたのは、SHIBUYA-AXのすぐ近くにあるカフェ。店の隣に芝生の広場があって、ここでの飲食も可能になっている。広々していて空いていた。
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ウィダーインゼリーの販促カフェみたいな感じの場所でした |
まず、宮城さんが入店する。古賀は店の外で待機。
宮城「入りました。先に注文していいですか」
古賀「どうぞ。何頼みますか」
宮城「なんか、ウィダーインゼリーが絡んでる店みたいで、ウィダーインウォーターってのがあるんで、それにしてみます」
古賀「へー、じゃあ私もそれにします」
宮城「外の芝生の席に座りますね」
続いて古賀、入店。宮城さんと同じ物を注文して芝生に出ると、宮城さんはすでにずっと距離をとった広場の向こうにいた。野外でも風が吹いて気持ちいい。
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手前が古賀、ずっと向こうに宮城さん |
宮城「飲みました?」
古賀「今飲んでます」
宮城「スポーツした後、って感じの飲み物ですよね」
古賀「ほんとだー」
遠くにいる人と、一緒に同じ飲み物を飲む。なんだこれ。
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