効果も0円
では完成品を扇風機の前にかざし、温度を測ってみよう。
だいたい、室内ではエアコンつけてるのになぜ30度を指すんだろう。温度計の精度にも疑問は残るが、私の設計のほうがもっと ひょっとこな精度なんだろう、たぶん。
いやいや。数字には表れない部分で、感覚に訴えてくる冷気(どんな冷気だ)があるかもしれない。EQの高い冷気。
顔を最大限、チューブに近づけてみる。
チューブの側、約5mm表層くらいに、なんだか冷気がうずまいているような。サッ、サッと冷風扇をよけたりかざしたりして比べてみると、やはりどうも薄っすら、ぼんやりと「ひんやり」している、ようだ。
ただでさえ暑い中、こんなボーッとした表現が並んでしまい、よけい暑苦しい思いをさせてしまって申し訳ない。
うーん。 これでは、「外出時にあおいで涼を得る」という構想には程遠いではないか。実はこれが成功していたら、こういう風にも使いたかったのだ。
「近所の変わったおばさん」になる日も近いと思った。
やはり、ある程度の機器の大きさと水の容量は必要だと感じた。これでは吹き抜けていく風の大部分が冷風扇に当たらないわけで、まあこれは考える前から想像できてしかるべきことだろう。
全然冷風来ません。あとは頼みの「空き缶冷風機」である。