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はっけんの水曜日
 
気化熱で安く涼む装置を作ってみる

効果も0円

では完成品を扇風機の前にかざし、温度を測ってみよう。


見た目だけでも210円(税込み)分の涼しさじゃないか?

まず扇風機のみの風をあてて、30度なり。
続いてストロー冷風扇をかざして。あれ?変わらない。

だいたい、室内ではエアコンつけてるのになぜ30度を指すんだろう。温度計の精度にも疑問は残るが、私の設計のほうがもっと ひょっとこな精度なんだろう、たぶん。

いやいや。数字には表れない部分で、感覚に訴えてくる冷気(どんな冷気だ)があるかもしれない。EQの高い冷気。

顔を最大限、チューブに近づけてみる。


むーん。ブーン・・・

チューブの側、約5mm表層くらいに、なんだか冷気がうずまいているような。サッ、サッと冷風扇をよけたりかざしたりして比べてみると、やはりどうも薄っすら、ぼんやりと「ひんやり」している、ようだ。

ただでさえ暑い中、こんなボーッとした表現が並んでしまい、よけい暑苦しい思いをさせてしまって申し訳ない。

うーん。
これでは、「外出時にあおいで涼を得る」という構想には程遠いではないか。実はこれが成功していたら、こういう風にも使いたかったのだ。


自転車前面にくくりつけて・・・

走る!

「近所の変わったおばさん」になる日も近いと思った。

やはり、ある程度の機器の大きさと水の容量は必要だと感じた。これでは吹き抜けていく風の大部分が冷風扇に当たらないわけで、まあこれは考える前から想像できてしかるべきことだろう。

全然冷風来ません。あとは頼みの「空き缶冷風機」である。


 

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