ちゃんと海や山の絶景も登場しますよ。「そうだ、島鉄乗らなきゃ(T・斎藤）」

大山さんの真骨頂という感じの 「地下鉄ホームのその先(大山　顕）」

これ以外の写真はだいたいべつやくさん写ってます。「首都高を歩かせてもらった（べつやくれい）」

考案者の佐藤さんは今や時の人。「新宿駅のガムテープ案内（大塚 幸代）」

交通機関に感動

古賀：あとは何だろう。がらっと雰囲気を変えてこれも良いです！「そうだ、島鉄乗らなきゃ(T・斎藤）」
石川：あー、島鉄ですね。絶景もいいんですが、僕は人んちの軒先が気になりました
石川：すごい観光仕様の車両なのに、すぐそこに生活。
古賀：それにしても立派な人んちです
石川：観光客に見られても恥ずかしくない人んちです。
古賀：そしてわざわざ3日かけて撮影しただけあってのえらい快晴ぶり
石川：ですね。空がほんとに描いたみたいなグラデーション
古賀：風景も食べ物も写真がきれいなので全体、夢っぽいです。
石川：同じ鉄道がらみの絶景なんですが、真逆をいってるこっちはどうでしょうか。「地下鉄ホームのその先(大山　顕）」
古賀：造形をたたえる例えがオール女性ですよね。「メイクなしでリラックスした姿は最高だ」って
石川：そうなんですよ。なかなか恥ずかしくてできないんですが、さらりとやってるところが肝っ玉な感じがします。
古賀：写真がかっこいいだけにこちらも何もいえませんが。
石川：普通に見るとわりとかっこよくて男性的なイメージのあるものだと思うんですけど、そこを女性にたとえるあたりは「愛」を感じます
古賀：いや、もう本気で好きなんですよね・・・。
石川：「愛」というかあれですかね、フェティッシュ。
古賀：交通機関にもえもえつながりでこれも。「首都高を歩かせてもらった(べつやくれい)」
石川：一転してものすごく無邪気な空気に
古賀：そうそう、なんでかこちらはやけに健康的なんですよ
石川：記念写真がこれだけ載ってる記事はほかにないでしょうね。イラストも含めるとほとんどのコマにべつやくさんが出てくるという
古賀：でもこれ確かに写真撮りたくなりますよね。料金所のあの台に乗ってる写真とか、なんでかやたらうらやましい。
石川：写り込んでるべつやくさんがすごく嬉しそうなのがまたうらやましいんですよ。
古賀：周りのおっさんたちの興奮もいいですよね。おばさんって興奮しがちだと思うんですが、おっさんってそうそう興奮しないですよ。
石川：あ、そう言われてみれば。町中で興奮してるの見かけないと思ったら、こんなとこで興奮してたのか！って感じですよね。
古賀：デイリーポータルではおっさんが興奮するイベントを結構取材してる気もします
石川：そうですよね。意外とおっさんが楽しめるサイトですよ、って教えてあげたいです。
古賀：むしろ、おっさんがターゲットといってしまっても過言ではない
古賀：いや、これは言いすぎでした
石川：でもどこかで意識していたいですね。 なかなか人に見せない興奮姿を、デイリー読んでるときに見せて欲しいです。

石川：では交通機関シリーズの締めはこれで。「新宿駅のガムテープ案内（大塚 幸代）」。佐藤さん、最初は無許可で勝手に道案内貼ってたんですよね。
古賀：それが駅に認められてってちょっといい話風ですよね。おっと、またうっかり感動
石川：今日はどんどん感動してください
古賀：佐藤さんの普通の人っぷりも感動的です
石川：元々デザイナー志望とかだったら「なるほどね」で終わるんですけど、ルーツは高校時代の授業ですって。そういう等身大の原点もますますいい話を加速させてます
古賀：そんな素朴な背景が生み出すのがあの雰囲気むんむんのフォントってやっぱりちょっとすごいです。