「都市のリズムを採集」
つぎは中谷先生による「都市のリズムを採集」という課題を紹介したい。
「都市のリズム」ってなんだろう?課題の内容は次のとおり。
街の中にあるリズムを見つけ出して、それを各自の創意によって可視化しなさい。
※何の為に役立つかは考えなくてよい。 ※とにかくそのリズムの優れた記述法を発見することを念頭に置くこと。
何だか分からないでしょう?でも学生は分からないなりに考えて、回答を提出しなきゃいけないのだ。
つまるところ街の中にある一定のパターンを冴えたやり方で可視化しなさいってことだろうけど、さて、パターン、何があるかな・・と思いながら学生の回答を見てみる。
まずこれだ。暗号というタイトルがついている。
何の説明もないから、見るほうもこれが何なのかを考えなくちゃいけない。そうか、ペットボトルのふたとその裏だ。
表側はいつも見てる。でも裏側もこんなにもバリエーション豊かで、しかも暗号ぽかったのか、と思う。やられた!そこは気がついてなかったよ。
これも「バーコード」というタイトルがついているのみだ。
いやあ確かにあるよね。でもよくそんなところに気がついたな!と思う。気がついてないと見えないよね、こういうの。
世界地図を初めて逆に見たときの面白さ、みたいなものがある。なるほどねえ、見方を変えるだけでもいいのか。
これもうまい。
ちゃんと撮れてなくて申し訳ないです。上から順にスーパーマーケット、ファーストフード、ファミレス、牛丼屋さん(のはず)。どれがどれか想像するのも面白いなあ。
こんなふうに冴えた可視化をされると、そこにパターンがあり、それぞれが少しづつ違うってことがとても分かりやすいんだなと思った。