流行のインターネットサービス
頭文字が”ふたりで”になる。そう林が気づいたサービスはどれも今流行のソーシャル系サービスばかりだ。
この”ふたりで”を足がかりに、さらに流行のサービスを盛り込むことで、新入社員などがアカウントを取っておくべきサービス群として有効な標語が開発できるのではないか。
(「デイリーポータルZ」は読み物サイトでアカウントを取る必要もないのだが、一同はそっとそのことを胸にしまったのであった)
「”ふたりで”では、サービスの中にTwitterとFacebookが入っていないのが致命的だ」早速西村がいう。
ツイッターとフェイスブックで「痛風」
それを受け、今までちょっと冷めた視点を持っていた私もハッとした。「Twitterの”つ” と、Facebookの”ふ”を取って、”痛風”というのはどうか」
どうだろう。「ふたりで痛風」。意味も通っていると思う。
「しかし、こうなると入れなければならないサービスはまだあるように感じます」田村が冷静にいう。
確かにそうだ。このままだとGoogle+やmixiなどがまだ入っていない。
「痛風」に対して誰からもツッコミが入らなかったことにホッとしつつ、他に入れるべきサービスを慎重にピックアップしていこう。
読者のみなさんも考えてみてね
読者の皆様も、上記のサービスを「ふたりで痛風」に組み込むにはどうしたらいいか。読者のみなさまもぜひ一緒に考えていただきたい。シンキングタイム、スタート!
なにか良い案は浮かんだでしょうか。
実は当初は「グリー」や「モバゲー」なども入れたほうがいいのではとの案もあったのだが、「グ」や「モ」といった頭文字がうまく回収できず、今回の採用は見送らざるを得なかった。
そこまで、標語の生成には困難を極めたのだ。
そうして開発されたのがこちらだ。
「二人組みで、はい! 痛風っち」である!
元気に発表してみたが、微妙なことは百も承知なのである!
途中で登用が難しくなった「グリー」や「モバゲー」関係者の方の安堵の表情が目に浮かぶ。
完成された標語を眺め、西村も不安げだ。そもそも「痛風っち」というのは何なのか。うん。みんな気になるよね。
結局、座長の林の「痛風の痛みが”っち”という言葉によく表れているのでは」との一言でその場は収まった。
万人に理解され受け入れられる標語作りの難しさを感じた一幕でもあった。
続々とうまれる標語たち
難しさを感じながらも、標語作りのコツはつかめたようだ。
一人ひとりが手ごたえを感じ、続々と標語が完成していった。さらに標語をご紹介していきたい。